「発達障害は栄養で良くなる」サリー・カーク著 ②

ADHD

我が子の発達障害をよくするためには何をしたらいいのか?
残念ながら現在の医学界で自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、ADDの治療法については
向精神薬、行動療法という考えが主流だ。
遺伝子要因という説もあるけれど、一卵性双生児が二人とも発達障害になる確率は40%~90%なのだそうだが、なぜ100%じゃないのだろう?
環境要因?
脳の障害なのか?

新たな視点

サリーさんは、バイオメディカル療法に出会い、ウィルに対する考え方が劇的に変わったという。
理解不能の謎の存在ではなく、身体に不調を抱えている人としてウィルを見るようになった。

例 視覚的な問題  
ウィルは何かを見る時に正面から両目で見るのではなく、斜めから横目で見るようにする。
発達障害の子によくみられること、と片付けられてしまうのが、一般的な考え方。
バイオメディカル的な発想でいうと、スペクトラム上の子どもたちの多くは、視覚的な問題を抱えていて、ものを正面から見るとちゃんと見えないけれど、横目で見ることで画像が収まると説明がつく。

例  小食や偏食の問題 
スペクトラム上の子ども達は小食や偏食で有名だ。
胃腸に問題があるのでは?
炎症による痛みがあって食べられないのでは?
便秘気味?
腸内がつまっていれば食べられないものだ。好きなものだけ食べるのは別腹ってこと。
食べ物に味がしないのでは?

上記の二つの例について、それぞれの例に必要な、不足している栄養素を与える改善する(個人差はあると思う)と書いてあるけど、ここでは割愛する。

子どもの困った行動に、対症療法ではなく、バイオメディカル的な見方をし、足りないものを足し、
不要なものを与えない方法があるよ、ということだけお伝えしておきたい。

発達障害の治療における鍵

個人の特質を理解すること。ウィルには効果があったけど、うちの子には効果なしということも多々あるようだ。遺伝的な要因、引き金となった原因、影響を受けた時期や程度や期間、身体(消化・代謝や免疫システム、内臓器官)に受けたダメージの程度など、さまざまな個別の違いを考慮しなければならない。

なぜ、健康な赤ちゃんが発達障害へ退行するのか?

それはアレルギーの発症に似ている、と思った。
人はそれぞれアレルギーバケツを持っていて、バケツが大きければ花粉がいくら降っても花粉症にはならないけど、小さければ溢れて、少しの花粉でも花粉症を発症してしまう。

男性であるというだけで、発達障害になりやすい遺伝的なリスクを持っている。男の子のほうが女の子より発達障害は4倍多いからだ。

発達障害の発症について、花粉に代わるものは
・アレルギーや過敏症を起こさせる物質
・いろいろな感染源
・栄養不足
・化学物質や有害金属などの環境毒
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス

上記の影響をどのくらい受けているかは子どもによって違う。

今日はこの辺で・・・

この本を読み進めると、情報量が多すぎて処理しきれなくなる。紹介したいことを少ししか書けない。
私には無理・・・と思う人もいるんじゃないかなあと思う。
子どもの一番の理解者はご両親だから頑張って、とは言わない(すでに毎日頑張っているんだから!)けど、バイオメディカル的な考え方と治療法を知っていて欲しいし、日本のお医者さんがもっとこのことについて知って欲しいという思いがある。

次はもっともっと落とし込んでいく予定!


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