インフルエンザの流行、子どもが罹患した時

子育てのヒント

現在、全国的にインフルエンザが例年の数倍の規模で流行しており、特に千葉県では千葉県内で最も報告数が多いのは小児(10歳未満)、次いで10代です。地域別では、夷隅、印旛、船橋市の各管内で流行が特に目立っているそうです。(千葉県感染症情報センター

直近一週間では報告症例の約47.6%が10歳未満で、医療機関も大変混み合っている状況です。

11月14日、臼井幼稚園の卒園児(8歳)のお子さんが、インフルエンザ脳症で亡くなるという、とても悲しい出来事がありました。まだ小学校3年生で、かわいかった笑顔の記憶も新しく、職員一同ショックを受けました。ご家族のご心痛を思うと胸が痛みます。

インフルエンザ脳症は一般的には5歳以下に多いと言われています。今回のように学童期でも発症する可能性があります。とてもまれな病気ですが、誰もが大丈夫とは決して言いきれません。

臼井幼稚園として特定の予防方法(ワクチン接種等)を推奨することはありません。特に今年は海外渡航者増加、今季ワクチン株と流行株のマッチ率の低さなどが背景にあり、ワクチンをしたとしても罹る可能性は低くないのです。
“インフルエンザにかかったとき、子どもの様子を絶対に見逃さないこと”
これだけは強くお願いしたいと思い、この緊急のお知らせを発信しています。


■ 特にこの連休中に気をつけてほしいこと

連休中は受診が難しく、症状の悪化に気付きにくいことがあります。
次のような様子が見られたら、迷わず、すぐに医療機関へ相談・受診してください。

  • 呼びかけに対する反応がおかしい、返事がはっきりしない
  • いつもと様子が違う(急に興奮する/逆にぼんやりしている)
  • けいれんが見られる
  • 頭痛・吐き気が強い、何度も吐いてしまう
  • ぐったりして自分で水分がとれない
  • 呼吸が苦しそう、不自然
  • 「いつもの熱のときと違う」と少しでも感じる

インフルエンザ脳症は、発熱から短時間で急変することがあると言われています。
「様子を見よう」で数時間遅れるだけでも、対応が難しくなることがあります。


■ 保護者の皆さまへお願い

  • 発熱した場合は無理に外出をさせず、こまめに様子を確認してください
  • 「熱はあるけれど元気そう」というときも、表情・話し方・反応の仕方を丁寧に見てください
  • 心配なときは、夜間・休日でも相談してください(♯7119 一般、#8000 小児救急)
  • 予防方法(ワクチンや解熱剤の使い方など)は、必ずかかりつけ医とご相談ください

■ 最後に

今回の卒園児さんの訃報は、私たちにとっても非常に大きな衝撃であり、深い悲しみと喪失感を抱えています。
悲しい出来事を無駄にせず、 「子どもたちの命を守るために、大人ができることを確実に行う」
この思いで、園としても体調管理・情報共有をこれまで以上に徹底してまいります。

どうかこの連休中、ご家庭でもお子さんの体調の変化に気を配り、
「少しでも変だな」と感じたら、ためらわず相談・受診をお願いいたします。

お子さんたちが安心して過ごせるよう、引き続き一緒に見守っていきましょう。

■ 佐倉市・印西市 休日・夜間診療案内(一覧表)

【佐倉市】

区分医療機関名住所時間電話番号備考
休日当番医(内科・外科)日替わり当番医(市HPで確認)9:00〜16:30043-484-2516(案内サービス)日曜・祝日・年末年始
夜間急病診療所(内科)佐倉市健康管理センター佐倉市江原台2-1919:00〜21:45043-485-6711日曜・祝日・年末年始
休日歯科診療日替わり当番医9:00〜12:00043-484-2516(案内サービス)日曜・祝日・年末年始

【印西市】

区分医療機関名住所時間電話番号備考
夜間・休日急病診療(案内)印西市 夜間休日急病診療所案内(市HP)0476-42-5111(市役所代表)市HPで当番医/医療機関を確認
休日・夜間救急外来日本医科大学千葉北総病院印西市鎌苅171524時間(救急外来)0476-99-1111受診前に必ず電話
小児科の急病案内印西市 子育て支援ナビ

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