千葉県の特別支援学校 在籍者数が過去最多7,876人に

ADHD

千葉県内の特別支援学校に通う子どもの数が、2025年度に7,876人となり、過去最多となったそうです。(9/6 読売新聞朝刊の記事 2025年文科省の学校基本調査より)の前年から271人増加し、学級数や教員数も拡充されています。

この記事では、最新データと背景を整理し、今後の課題について考えます。


在籍者数・学級数・教員数の現状

  • 在籍者数:7,876人(前年比 +271人 / +3.6%)
  • 学級数:1,763学級(+31学級)
  • 教員数(本務者):4,039人(+18人)

    調査は県内の公立学校や幼稚園などが対象。いずれも増加しており、支援ニーズが年々高まっていることがうかがえます。

背景にあるもの

1. 発達障害や医療的ケアを必要とする子どもの増加

医療技術の進歩や診断の広がりにより、支援を必要とする子どもたちが増えています。

2. 地域ごとの過密化

特に東葛地域(流山市など)では、特別支援学校が過密状態にあり、新設や改修が進められていて、
南流山中学校の一部を改修し、新たな特別支援学校を設置する計画が進行中。

3. 通級指導や特別支援学級の拡大

小中学校においても、通級指導や特別支援学級に通う子どもが増えています。
千葉市では平成19年度229人 → 令和4年度877人と、約3.8倍に増加しました。


全国的な傾向との比較

  • 特別支援学級(小中学校)の在籍者数:約2.1倍に増加
  • 通常学級で支援を受ける児童生徒:約2.3倍に増加
  • 特別支援学校:全国的には約1.2倍の増加にとどまる

千葉県も全国と同様に、特別支援教育全体の需要が急増しています。


今後の課題と展望

  1. 施設不足の解消
    • 教室の過密化を避けるための新設・増築が急務。
  2. 人的支援の拡充
    • 教員・支援員の増員と専門性の向上が必要。

コメント

子どもたちは当たり前だけれど、一人ひとりが違う個性や特性を持っている。同じ人はひとりとしていないし、だから面白い。でも昨今その多様性がますます広がっていることを強く感じて、困惑していないといったら嘘になる。特別支援学校の在籍数が増えているのは、発達障害というものへの理解が進んだとか、。発達障害は本当に増えているのか?

幼稚園も小学校も、その多様化に応じた環境づくりを進めていくことが不可欠だ。支援が必要な子どもも、そうでない子どもも、共に育ち合い、互いの違いを認め合えることが大切。臼井幼稚園としても、一人ひとりを尊重し、安心して過ごせる場をこれからもつくり続けていきたい。


まとめ

千葉県の特別支援学校における在籍者数は過去最多の7,876人に達し、支援の必要性がますます高まっている。子どもたちが多様化している今、教育現場はその変化に合わせて柔軟に対応していくことが求められているところ。

臼井幼稚園でも、地域や小学校と連携しながら、すべての子どもたちが安心して学び、育っていける環境づくりを大切にしていきたい。


コメント

PAGE TOP