スーパーで子どもが走り回らないための工夫

子育てのヒント

スーパーで買い物中に子どもは走り回ってしまい、周囲に迷惑を掛けてしまった経験は、、
ありますよね?
「静かにしていて欲しいのに、言うことを聞かない」
「注意してもすぐに走り出す」
ーそんな悩みを持つ皆様に、子どもがスーパーで走り回る理由と、具体的な対策をご紹介します。

なぜ子どもは走り回るのか?

なぜ子どもはスーパーで走り回るのか? 子どもがスーパーで走り回ってしまうのは、様々な理由が考えられます。その原因を4つのポイントに絞って解説し、親御さんの不安や疑問を解消します。 

  • 退屈で暇を持て余すから 
    スーパーでの買い物は、子どもにとっては退屈な時間になりがち。 大人のように、買い物リストを頭に入れて効率的に商品を選んだり、価格を比べたりすることはできません。 そのため、周囲の刺激に反応し、動き回って時間を潰そうとするのです。 静かに待っていることが難しい年齢であることを理解することが大切です。
  • 目に入るものが多く興奮するから 
    スーパーマーケットは、色とりどりの商品や魅力的な陳列、そして活気ある雰囲気で溢れています。 子どもにとっては、これらが大きな刺激となり、興奮状態になりやすいのです。 普段見慣れない商品や、カラフルなパッケージは、子どもの好奇心を刺激し、動き回ってしまう原因となります。
  • 体力が余っているから 
    子どもは、年齢に応じて、驚くほどのエネルギーを持っています。 特に、運動不足気味の子どもは、体力が余っており、それを発散する場所になってしまいます。パーを選んでしまうことも考えられます。 日中の活動量が少ない場合、スーパーで走り回ってしまうのは自然な行動と言えるでしょう。
  • 注意力や衝動のコントロールが未発達
    特に幼い子どもは、まだ注意力や衝動のコントロールが未発達です。 周りの状況を把握し、自分の行動を抑制することが難しいのです。 そのため、衝動的に走り出したり、周りの人にぶつかったりしてしまうことがあります。これは、脳の発達段階によるものであり、親の教育不足というわけではありません。 

放置するとどうなる?

子どもがスーパーで走り回ることには、様々なリスクが伴います。 放置すると、子ども自身や周囲の人々にとって危険な状況を招く可能性があります。 具体的なリスクを理解し、適切な対策を取ることで、安全で快適な買い物を実現しましょう。

  • 転倒やケガの危険
  • 商品破損や弁償トラブル
  • 他のお客さんに迷惑・クレームの原因に

転倒やケガの危険

スーパーマーケット内は、商品棚や通路、レジなど、様々な障害物があります。 子どもが走り回っている最中に、これらの障害物にぶつかり、転倒してケガをする危険性が高いです。 特に、小さい子どもは、転倒した際に頭を打つなどの重傷を負ったら大変!

商品破損や弁償トラブル

商品棚にぶつかったり、商品を落としたり、、見たことありますよ。 結果として、商品が破損し、弁償トラブルに発展するケースもあるそうです。 高価な商品を破損した場合、大きな金額を支払わなければならなくなる可能性もあります。

他のお客さんに迷惑・クレームの原因に

他のお客さんに迷惑です。 ひとりならまだしも、きょうだいで走り回っていたら、周りが見えなくなり、カートにぶつかったり、通路を塞いだりするなど、買い物に支障をきたす原因となるでしょう。 場合によっては、クレームに発展し、周囲とのトラブルに繋がることもあります。

走り回らせない!親ができる対策5選

親御さんができる対策を5つご紹介します。 これらの対策を事前に準備することで、安全でスムーズな買い物ができ、子どもにも楽しい時間を提供できます。

  • 買い物前に「お約束」を決めておく
  • お手伝いをさせる(カゴを押す・商品を探す)
  • 短時間で買い物を済ませる工夫
  • 買い物前に外で体を動かしておく
  • どうしても無理なら別日に買い物する

買い物前に「約束」を決めておく

買い物前に、子どもと「スーパーの中で約束」を決めましょう。「走らない」「大声を出さない」「勝手に触らない」など、具体的な約束事を、子どもにも理解できる言葉で伝えましょう。 約束を守った場合は褒めてあげ、守れなかった場合は注意しましょう。 事前に約束事を決めておくことで、子どもはスーパーでの行動を意識しやすくなります。

お手伝いをさせる(カゴを押す・商品を探す)

お手伝いは黄金テーマ!買い物のお手伝いをさせることで、気を紛らわせることができます。 カゴを押したり、リストに載っている商品を探したりといった、簡単にできそうなことを頼んでください。子どもは役割意識を持ち、落ち着いて行動できるようになります。 手伝ってくれたことには必ず感謝を伝えて。。

短時間で買い物を済ませる工夫

買い物時間を短縮することで、子どもが飽きて走り回ってしまうリスクを減らすことができます。 事前に買い物リストを作成し、必要なものだけを効率的に購入しましょう。 また、普段からよく利用するスーパーを選び、お店のレイアウトを把握しておいてください。アウトレットなど、レジャーにも似たお買い物の時は覚悟するか(笑)いえいえ、やはり人さまへのご迷惑はいけません。どんな順番に回るか、相談してから行った方がいいですね。

買い物前に外で体を動かしておく

買い物前に、公園などで子どもを自由に遊ばせて、体力を消費させましょう。 遊びを通して体力を発散させることで、スーパーで走り回ってしまうのを防ぐことができます。 特に、活発な子どもには、この対策が効果的です。とは言えこの暑さ。。。

どうしても無理なら別日に買い物する

どうしても子どもが落ち着かず、買い物に集中できない場合は、別日に買い物を延期することを検討しましょう。 無理に買い物をすることで、子どもがストレスを感じたり、親御さんがイライラしたりするのを防ぎます。 家族みんなが快適な時間となるように、柔軟な対応を心がけましょう。!
子どもと一緒に楽しく買い物する工夫

子どもと一緒に楽しく買い物するヒント

買い物に連れていかれる子どもにとっては、単純に退屈な時間である場合もあります。子どもにとって楽しい時間にする工夫をご紹介しましょう。 工夫次第で、買い物は学びや遊びの場にもなります。

  • 「宝探しゲーム」感覚で商品を探してもらう
  • 「〇色の野菜を探そう」とテーマをつける
  • 数を数える・読み札を読むなど学びの要素を入れる

「宝探しゲーム」感覚で商品を探してもらう

買い物リストにある商品を、「宝探し」のように探してもらうことで、子どもは楽しみながら買い物に参加できます。 「○○はどこかな?」とクイズ形式で尋ねたり、商品を見つけるごとにシールを貼るなど、ゲーム性を取り入れることで、子どもの集中力を高められます。

「〇色の野菜を探そう」とテーマをつける

「赤い野菜を探してみよう」「緑色の野菜を探してみよう」など、色をテーマに商品を探してもらうのも効果的です。 親御さんからのゲーム感覚の問いに、積極的に買い物に参加してくれるでしょう。 年齢に合わせて、色だけでなく形や種類など、様々なテーマを設定できます。

数を数える・読み札を読むなど学びの要素を入れる

商品を選ぶ際に、数を数えたり、商品のパッケージに書いてある文字を読んだりするなど、学びの要素を取り入れることもできます。 子どもは遊び感覚で学習を進めるため、自然な学習効果が期待できます。 数字や文字に興味を持つきっかけにもなります。

イライラしないで、楽しく買い物を!

好奇心旺盛で、体力も有り余っている子どもが走り回るのは、いわば自然な行動とも言えます。スーパーマーケットは刺激的な場所ですし。 しかし、同時に、転倒によるケガや商品破損、他のお客様への迷惑といったリスクも伴います。

そのため、親御さんは、子どもが安全に、そして周囲に迷惑をかけずに買い物ができるよう、様々な工夫を凝らす必要があります。 この記事で紹介した対策や工夫を参考に、子どもとの楽しい買い物体験をしてください。 ポイントは、叱るよりも「役割を与える」「遊びを取り入れる」ことで、子どもはより落ち着いて行動できるようになるケースが多いことを覚えておきましょう。
買い物を親子の共同作業にすることで、迷惑行為を防ぎつつ、社会的なマナーを学ぶきっかけにもなります。子どもとのスーパーでの時間を、安全で楽しく過ごせるようにぜひ実践してみてください。

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