発達に心配がある子の観察と記録

発達障害(神経発達症)

臼井幼稚園には、発達障害を持つ子が結構たくさんいる。
他の幼稚園で断られたと、何度聞いたことか。
人手が慢性的に足りないのは、当園も同じことだし、
人件費も重くのしかかる。だからと言って、簡単に断ることができない。教職員も受け入れるのは良いけど、人手が足りない!と訴えられる。本当にごめん。何とかシフトをやりくりするのだけど、忙しい思いをさせているのは認めざるを得ない。

さて、そんな忙しい中だけれど、サポートの先生達は子ども達の様子を毎日記録している。記録と、保護者の方への情報提供の役割も果たす。
できたことを、嬉しそうに書いてある記録ノートは読んでいると涙が出そう。
例えば、
「苦手で残していたきんぴらをご飯と混ぜると完食できた!」
「おもちゃのピザをお皿にたくさん持ってきてくれて嬉しかった」
「(造形で)白いところも塗ってねと声を掛けると塗ってくれた。指示が伝わっている」

などなど、これは一人のお子さんのノートからだけれど、難しかったことも良かったことも書いてある。難しいことや大変なことの方が多いのかと思うけど、小さな工夫の積み重ねで、確実に子ども達が成長していることがわかる。
何よりも大事なのは、安心して過ごせる場所(人的環境も含めて)であることだ。
先生達の眼差しに愛がなければ、実現不可能なこと。
手前味噌で恐縮なんだけど、臼井幼稚園の先生達は最高!
誰ひとり置いてきぼりにしない。
みんな同じことができて、それが良いと思っていない。
将来、それぞれの特性を生かせるように、幼稚園時代を安心して過ごして欲しい!

コメント

PAGE TOP