記憶力が良すぎるということ

sazaeのひとりごと

みなさんは記憶力が良すぎる人にどのようなイメージがありますか?

すごい? 頭がいい? 天才?

それとも、映画「レインマン」やドラマ「ATARU」の主人のように、突出した能力を持つ一部の障がいを持つ人?

今日はそんな「記憶力が良すぎる」について、我が家のケースとわたしなりの考えを書いてみます。

『変わる変わる診断名シリーズ』にも少し書きましたが、息子にもその気があり、3歳~4歳頃からそれが顕著に表れてきたように思います。「えっ、そんな昔のことも覚えてるの⁈」ということが何度もあったりと、こちらがちょっとゾッとするくらいの記憶力を持つ彼。(このゾッとするくらいのというところが非常に大きなポイントです)

興味があって、最近本人に「いつからそんなに記憶力がいいの?」と聞いてみたのですが、「ぼくは、めろんぐみのときからなんでもしっている(なんでもおぼえている)んだよ。」と教えてくれました。

へー!そうだったんだ。確かにわたしの認識とも合っている。納得でした。

記憶力がいいと確信した頃は何というか、正直うちの子天才なんじゃないかと思いました。

これはこの手のお子さんをお持ちの親御さんあるあるだと思うのですが、やっぱり人智を超えている「それ」を目の当たりにすると、誰でもそう思ってしまうはず。

療育先で一度見ただけの暗記カードを何十枚も覚えて答えている姿(しかもろくに見てもいないんです・・汗)は今でも忘れられないですし、映画も2回くらい観れば全て再現できるとか、明らかに普通じゃないですよね・・・。

なのでsazae、一応ドクター②と療育先に相談してみました。

「うちの子天才ですか?」

おっと、そうではなくて

「ちょっと記憶力が良すぎるんですけど、これって何なんでしょう・・?」と。

するとドクター②も療育先の管理責任者も一様に微妙な反応で、「あっ・・そうなんですねぇ・・・」みたいな感じでした。あぁ、また勘違いしている母親がきたぞ。とばかりに 笑

結局「これって何なんでしょう?」の答えはもらえず、ドクター②からはやや心配そうに「お母さん、記憶力がいい子は悪い記憶も鮮明に残ってしまいます。なので過保護に過保護に育ててください。それぐらいでちょうどいいですから。」とアドバイスをされ帰宅。

療育先の管理責任者からは、もっとすごいお子さんの話をされ、○○君ももっと伸ばせるはずと謎に鼓舞され、わたしもわたしで「じゃ、じゃあその辺りよろしくお願いします!」と謎に頑張りますという雰囲気を醸し出して帰宅。。

でもこれじゃあ、何の解決にもならないじゃないかと、ぼやきました。

あと聞けるとしたら誰だろう・・・

そうだ!知能検査を担当してくれたリハビリの先生なら!とリハの時に聞いてみました。

その先生曰く「記憶力が良すぎるということは、そうだなぁ経験上、天才方面なのか発達障害方面なのか、どっちかにこういく感じかなぁ。」とのこと。

な、なんですって⁈

天才と発達障害って真逆じゃないですか!

(あれ、でも天才と○○は紙一重ともいう・・・)

当時はちょっと待って、うちの子一体どっち方面にいく感じですかー?! 状態でした。

そして何年も色々見聞きして分かったことがあります。

記憶力がいいという事実から推測する天才と発達障害を見分けるポイントは、

記憶力がよくてもただただ記憶(暗記)しているだけなのか、もう一方はその前後の出来事や背景などを踏まえたきちんと意味を持つ記憶なのか。という部分。

前者はASDの方に多いイメージがあります。

あと記憶の方法には「ピクチャーアイ(写真記憶)」や「ビデオアイ(映像記憶)」といわれものがあったりと、記憶一つをとってもなかなか奥が深いようです。

そして現実的に記憶力がよくても、イコールお勉強に有利かと問われると残念ながら答えはNO。

確かに暗記系の科目には有利かもしれませんが、興味が無い場合はそもそも覚えられない時もあるのです。なかなかうまいことできてはいないんですね 苦笑

このブログを読んでドキッとした保護者の方がいらっしゃいましたら、お仲間かもしれませんね。

ぜひ、よろしくお願いします。

それではまたっ。

コメント

PAGE TOP