英語の早期教育について

子育てのヒント

英語が小学校の正課になって久しい。10年は経っていないけれど。
当園でも英会話のカリキュラムは20年以上前から含んでいる。
(英会話を取り入れた当初)この辺は外国人が少なくて、びっくりしないように、という目的でネイティブスピーカーの講師を依頼して始めたと聞いている。
現在は教員による英会話。彼女は米国留学から就職、米国でのビジネス経験をしている。自分の力で身につけ、使ってきた英語だから強い。小学生の母でもある。

臼井幼稚園の英語は、楽しくリズムがあること、小学校で「知ってる!」と思えるくらいの知識というよりも体験。AIやロボット、DVDみたいな教材は使いたくない。

もし、ご家庭でDVDの英会話教材を使っているようなら、すぐにお止めください。
特に3歳未満。
以前、家庭でDVDの英会話教材を使い続けていた園児がいて、日本語の発達の遅れや、コミュニケーションがとれず困ったことがあった。英会話?そんなの幼稚園で役には立たないし、英会話のカリキュラム中にも生かされることはなかった。

数年前に亡くなられた滝沢武久先生の勉強会で、「ノーベル賞をとった方でバイリンガルの方はいない」とおっしゃった。「母国語の論理的思考が確立してから、新たな語学を勉強しても遅くない」「家庭に帰っても英語での会話ならば良い」というようなことをお聞きした。ちなみに滝沢先生ご自身はその時70歳を過ぎていらしたと思うけど、イタリア語を勉強されていた。

「発達障害の改善と予防」 澤口俊之先生の著書にも、英語の早期教育はデメリットだらけ、と書いてある。

脳の発達には順番がある。飛び級はない。


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