発達障害(神経発達症)を治療するとしたら

発達障害(神経発達症)

またまたご無沙汰してしまいました~

我が家の新年度、いろいろありまして、本当にすみません。。。

さてさて今日は、発達障害(神経発達症)の治療について、私が知っていることの一部を少しだけ。

数年前、我が家のハイパーエキセントリック多動ボーイが診断された頃は、発達障害は「脳の機能障害」で特性が薄まることはあっても一生治ることはないという見解が主流でした。

ですが近年では、代表的なものだと「腸内環境・腸内フローラの乱れ(腸脳相関)」や「体内に溜まった水銀などの有害重金属の影響」、はたまた「副腎疲労」や「低血糖」などが発達の遅滞に影響していることがあり、それらを治療すれば発達を促すことができる。ということが広まりつつあります。

但しこれらを調べるための検査は「バイオロジカル検査」といい、扱っているのは主にオーソモレキュラー栄養療法を取り入れているドクターがいる自由診療のクリニック。保険は適応されません。全て自己負担。それぞれ数万円単位とかなり高額です。

ではなぜsazaeがわざわざこれらの検査を持ちだすのか。

それは、数年通い続けた結果、一般診療の総合病院や大学病院の児童精神科や発達外来では発達障害を劇的に良くはしてくれないと悟ったからです。

発達外来ではひたすら話を聞いてくれ親身になってくれるドクターがいて、作業療法や言語療法のリハビリでは発達に良いとされる運動での感覚統合やスムーズに会話ができるよう言葉をインプットしてもらったりしている。それはとてもありがたいことだし、できるようになったことも多い。

だけどこれらすべて「対処療法」でしかない。

根本的な治療ではないんです。

上記にあげた「腸内環境・腸内フローラの乱れ」や「体内に溜まった水銀などの有害重金属の影響」、「副腎疲労」や「低血糖」などを抱えていると、どんなにいいといわれる療育や病院に通っても、相殺されてしまう。効果半減、抱えているものが大きければむしろマイナスのまま。

これが通っても通っても一向に良くならないケースの正体。

これから受診しようとされている方には申し訳ないと思うのですが、そのような場合もある。
これが現実。

え、じゃあ一般診療の病院に通う意味は?!ですよね。

安心してください。もちろん一般診療の病院(児童精神科や発達外来)にも通院する意味はきちんとあります。

まず第一に、「DSM-5」というアメリカ精神医学会が出している国際的な精神疾患の診断基準に則って医師に診断してもらえます。手堅く(?)診断してもらいたい場合はこの方法しかないのかなと思います。

ただし、ドクターによって診断名が異なることも。え?・・・ですが、ここではいったんスルーしてください。別記事で書きますね。

診断がつけば園や学校で加配などの合理的配慮を受けることができたりする。これが一番大きなメリットですよね。特に小学校以降、診断書の威力は大きいように感じます。

但し、裕美子先生も書かれていた通り、一度診断されるとその時点で生命保険などには入れなくなるので注意が必要。(将来的にきちんとした形で病院を卒業できたら入れる場合もあるようですが)

あとしっかり話を聞いてくれる病院であれば、受診の度にカルテに詳細な記録が残るので、万が一お母さんに何かあっても、親族が開示請求を行えば今後の支援の手掛かりになる。このあたりが親族間で毎回共有できていれば問題ありませんが、そのようなご家庭、ほとんど聞いたことがない。。。まして発達に不安があるお子さんの育児中、育児日記なんて付けている余裕なんてないと思います。なのでカルテの存在は結構大きいのかなと。

親族の理解がなかなか得られない場合は院内のソーシャルワーカー(生活相談員)を紹介してもらえることも。

我が家はこれらのメリットがあるので、いまだに通院していますが、正直言ってもうバイオロジカル検査をやっているクリニックに移って治せる部分はとっとと治してしまいたい。

そもそも根の治療なしに診断というのも変なはなし。

それらの治療が先で、そこが済んで最後まで残った特性、それこそが遺伝や脳機能の障害の部分であってそこで初めて診断されるべきじゃない?と思うのですが、いったん出来上がっているビジネスモデル(発達障害ビジネスの闇)はなかなか崩れない。幼稚園のブログなのでこれ以降は自主規制。

とにもかくにも発達障害(神経発達症)はからだ全体の問題で、超トータルアプローチが必要だということ。脳へのアプローチの前にできることがたくさんあるんだよ。というおはなしでした。

あと最後になってしまいましたが、もちろん療育整体などでからだを整えることもとても大事!療育整体の松島先生は一丁目一番地にここをしてほしいとおっしゃっている。その通りだと思う。からだが歪んでいたり滞っているものがあると臓器たちもしっかり働けないので!

全ての努力が報われるためには、その努力が正しい方向を向いているのかにかかっている。

わたしは数年かけてやっとここに辿り着きましたが、今苦労されている親御さんたちには遠回りしてほしくない。しなくていい苦労をわざわざすることはない。これに尽きると思うんです。

今悩んでいる親御さんたちへ1人でもいい。何か気づいてもらえることがあれば幸いです。

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