幼稚園で、気になる子が増えてきたのはほんの2、3年前。
なんでかなあ?と色々な本を読んだり、情報を得たりしてきた。
スクエアクリニック本間良子先生本間龍介先生の「子どもの言っても直らないは副腎疲労が原因だった」という本は2019年が初版。まずは下のチェックリストをやってみて。
当てはまったらもしかするとお子さんの「言っても直らない」原因は副腎疲労かも。
- 朝、起きられない
- 落ち着きがなく、多動気味
- 何事も面倒くさがり、やる気がない
- 集中力が続かず、ボーッとしていることが多い
- 怖がりで不安になりやすい
- 好き嫌いが多い
- 夜尿症またはおもらしが治らない
- アレルギー体質で、いつもイライラしている
副腎が疲れていると、本人の気持ちに関係なく、やる気スイッチが入らないし、集中力が続かない。
小学生に当てはまるようなリストは今回割愛したけれど、家庭や学校で困っている子がいそう。腹痛や頭痛も副腎が関わっているかもしれない。
親が注意しても言う通りにできないので「何度言ってもわからない」「言うことを聞かない」と叱られる。子どもだけではなく、親の育て方が悪い、と傷ついているお母さんもいるかもしれません。
子どもだけでなく、大人も副腎疲労の人が増えているそうだ。
落ち着きがない、ミスが多い、不安になりやすい、打たれ弱い、、、性格の問題、心の問題、躾の問題、とされていた脳神経のトラブルが、この本で紹介されている副腎ケアで改善するかもしれない。
この本で紹介されているのは、食べ物や生活環境をちょっと変えるだけで、子どもが劇的に変わっていく方法。本当は力があるのに、力を発揮できないのは本人の特性ではなく、食べ物や生活習慣だとしたら、改善してあげたほうがいいに決まってる。
菓子パンにスナック菓子が副腎を疲れさせる
炭水化物の多い食事やスナック菓子、ジャンクフードばかり食べていると、副腎が疲れてしまう。朝は起きられなくても、夕方には元気になることが多いので、学校が嫌なんじゃないか?何かあったんじゃないかと言われ、原因がなんだかわからなくなってしまう。心が弱いわけじゃなく、副腎が疲れていると朝起きられなくなる。
親は朝、「早く起きなさい!」
夜は「早く寝なさい!」と怒ってしまう。
そんな毎日の子どもは、もしかすると副腎疲労なのかもしれません。
やる気がない子の食事メニューの共通点
「炭水化物好き」がやる気のない子の食事の傾向として顕著なんだそう。おにぎり、お餅、パン、、
炭水化物をたくさん摂ると、何が起こるかというと血糖値の乱高下。ジェットコースターのように食べると急激に上がり、しばらくすると急激に下がる。
血糖値の急激な変化はとても疲れるので、何をやるにも疲れるから面倒くさい、やる気が出ない、となってしまう。
落ち着きがない、多動
発達障害、多動という診断があることが広く知られるようになった。落ち着きがないから、何かの病気と、本間先生は決めつけず、症状を診ていい方法を探しながら治療していくそうだ。
これも食べ物が影響していてそれが
グルテン(小麦)とカゼイン(乳製品)だ。
グルテンフリー、カゼインフリーとは、テニスのジョコビッチ選手が実践している食事法として有名。ジョコビッチ選手は、小麦と乳製品を摂取しない食事で、、集中力などが増し、パフォーマンスが向上したことを著書で明かしている。(既に紹介したことがあるような!)
これは、多くのお子さんが集中力や落ち着きを取り戻すのにも有効だそう。
グルテンやカゼインは免疫力や栄養吸収に関わる小腸の粘膜を傷つけ、炎症を引き起こすリスクが高いことがわかっている。この炎症そのものが「落ち着きのなさ」を引き起こす。
グルタミン酸も落ち着きをなくす原因
グルタミン酸はアミノ酸の一種で独特の引き出す。
レトルト食品、麺つゆ、出汁の素やスナック菓子をはじめ、あらゆる加工食品に多く含まれている。加工食品のアミノ酸などと書かれているものだ。グルタミン酸は、もともとは脳に刺激を与える物質で、昔は化学調味料をたくさん使ったほうが頭が良くなるとさえ言われていたんだそう。
グルタミン酸を過剰に摂取してしまうと、脳が興奮状態になる。
脳で、どんなことが起きているか
勉強していても、他の刺激が強すぎて大事なことがわからなくなる。
学校の授業でも、「三つ覚えて」と言われても、一つしかわからないのは学習障害、と言われてしまったりする。
グルタミン酸を摂り続けることは、体内に毒素を溜めることと同じ。そして毒素が貯まれば炎症が起き、摂れば摂るほどもっと刺激が欲しくなる。
アメリカでは、このような状態になっている人を「アドレナリンジャンキー」と呼び、興奮するようなゲームやエナジードリンクなど、アドレナリンを放出するような刺激を求める人たちだ。アドレナリンが出続ければ、疲れるに決まってる。
今日はここまで。できることがいくつもありそうですよね。
できることから、少しずつやってみませんか?

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