子育てはふうふう言いながら

子育てのヒント

臼井幼稚園の教員たちに、最初の研修から今日も明日も、日々言うことは
「子ども達には疑問形で話しかけなさい」ということ。

「〇〇しなさい」と、命令口調の方が指導はうんと楽だ。
子どもって健気だし、幼稚園は集団だから「〇〇しなさい」という先生の言葉に素直に従う子が一人いると、みんながこぞって同じ動きをする。いやだなあと思う子がいても、従う。そして先生はそれが気持ち良くなってしまう。。。自分はできる教師、と間違ってしまう。
私に言わせれば動物の調教師に過ぎない。

家庭での子育ては大変だと思うけど、親も一緒に楽しんで欲しい。
「片づけなさいっ!」と怒鳴るエネルギーを「一緒に片付けよう」「お片付け競争しよう」「音楽が終わるまでに片付けよう」「タイマーがなるまでに片付けてみよう」と言葉がけの工夫をしてみるとか。

飴と鞭は良くない。これも動物の調教だ。
片付けられたらおやつをあげる、できなければあげない。これが飴と鞭。

小学校に上がれば勉強をしなければならない。これ、仕方ない。。
でも、勉強も同じで自分からすすんでしないと、身につかない。
好きだからやる。好きだからどんどんできる。
好きじゃないからやりたくない、成績も悪い。

「勉強させる」 「〇〇させる」と応用が効かない。自分で考える力が育たない。人に言われないと何もできない子になってしまう。

好きじゃない子をやる気に、好きにさせるにはどうしたらいい?
一緒に、楽しんでやるしかない。子育てはふうふう言いながら。時間も手間もかかるもの。

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