発達障害なのか、育て方なのか?

子育てのヒント

子ども達を何年間も見ていると、ああこの子はじっとしていられないんだな、集中力が続かないな、運動系は得意だけど教材は苦手だな、とか他にも色々な見方から発達の凸凹を見ることができる。これは幼稚園という環境で、長い時間子ども達と関わるからで、お医者さんの5分から10分程度の診察ではわからないだろうと思う。自費で時間を掛けて診察してくれるところもあるけれど、とてもお高い。

人間は、一人ひとり違って当たり前で、中学生ともなれば理系だ、文系だと分かれていくんだから、得意分野がそれぞれ違って、それがいいのだ。そうじゃなきゃ地球上が大変なことになる。
苦手なところを得意なことでフォローできれば一番いい。

発達障害と言われている子の中には、実は発達障害ではなくて、乳幼児の頃の愛着障害のために発達障害的な症状が出ている子もいる。児童福祉施設の子ども達は、親からの愛情を受けられずに脳が未発達で、発達障害のような状態になっている子がとても多いと、ある園長先生から聞いたことがある。人は赤ちゃんの時の母親との愛着(アタッチメント)形成が不足すると、情緒が不安定、落ち着きがない、無表情などの症状が現れる。

愛着形成とは
赤ちゃんの時は泣くことでしか欲求を表せない。その時にオムツを替えてもらえる、お乳をもらえるなどの原始的な欲求を満たされ、触ってもらい、笑いかけられるなどの「あなたのことが大好き」という経験をしていることで、人への信頼感が育っていく。テレビやスマホを見ながらの育児は、愛着形成に問題がある、とメディアでも発信されている。テレビやスマホだけじゃなく、親自体が愛着形成がなされないまま大人になり、親となっても子どもを愛せないということもあるようだ。赤ちゃんが泣いていても、なすすべを知らない。これは特殊なのかな、とも思うけれど。

小さい頃に、愛着形成がされないと・・・
自立できず、自己肯定感が低く、コミュニケーション能力に欠ける、などの社会生活が困難な状態になってしまうそうだ。

これが、発達障害と間違われる理由でもある。

今からでも遅くない!子どもにたっぷりたっぷりの愛情を注いでください!!
足りないところは幼稚園でたっぷり補います!
子ども達に「かわいい!ちゅーっ!」というと、みんな逃げていきます。。。愛情たっぷりに育っているんですね!

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