長期オムツは発達を阻害する

オムツをしている状態というのは、いつでもどこでも、排泄できる状態。。
登園中のバスの中でも、教室でも、親御さんとお出掛け中でも、いつでもどこでもやりたい放題ということは、環境を自分で変える力が育たないということだ。
場所や場面が変わっても自分を変える必要がないから、内臓感覚に意識を向ける必要もない。

幼稚園生活は、子どもが発達段階を進む過程で、場所や場面を切り替える意味もある。
年齢的にはそういう発達段階にあるのに、その先にいけないということだ。

オムツをはずさないと、内臓感覚も育たない。「もれちゃう!」という感覚が育っていない。
オムツをしていれば、いつ出るかわからなくてもいい。排泄コントロールができないと、自律できない。

幼稚園は、小学校と同じように、時間でカリキュラムを組んでいる。全校でチャイムが鳴るわけじゃないけれどクラス毎に10時から体操、10時10分から描画、、など一日の活動の流れが決まっている。
トイレに行くのは、活動の合間に「トイレに言ってね」と必ず声を掛ける。排泄は自然のことなので、個人差があるから、行きたい人だけ行けばいいと伝えていて、全員でトイレタイムはしない。子ども達はみんなそれを知っていて、活動中に「トイレに行きたい」ということは特別な理由がなければ、めったにない。
トイレに行くタイミングって
「いきたい!」
「今は行きたくないけど、行っておこうかな」
「いきたくない」
この感覚のコントロールをできるということは、自分をコントロールできるということであり、教育活動にスムーズに入っていけるということだ。

もうひとつは、オムツをずっとしていると、肌がきれいだとか、汚れているとか、そういうことも気にしなくていい。だから、清潔の意識が持てないことにもなる。

社会の仕組みに合わせて、環境や安心感を人に対して持てる力。

オムツは遅くても、小学校入学前までにとりましょう!ちょっと気長過ぎるかな。
幼稚園に入って1年以内にとれたらいいな。
オムツのとり方については、ここにも書いてあるので、参考にして欲しい。
トイレトレーニング

<脳幹アプローチの松本先生のYoutubeより>

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