実家の母は、占い(星占い、手相など色々!)を極め、お経を読んだり、祈ればなんとかなる、というような他力本願なところがある人だった。まだ生きてますが。今は生きることに必死過ぎて祈る暇もなさそう。
なにかにすがったり、祈って何とかなればこれほどいいことはない。
企業の偉い人ほど、宗教にのめり込んだり、占いや八卦見で方角やいい日を選んだりする傾向がある、と聞いたことがある。自分で決めることをためらうような重要な決定事項を何かに頼るという気持ちはわからないこともない。
そんな母がある時、「ホ・オポノポノ」という言葉を何かの本で読んで、教えてくれたことがあった。
「ありがとう、ごめんなさい、ゆるしてください、愛しています」と辛い時ほど心の中で言いなさい。
辛い時、憎らしい時、怒っている時、こんな言葉言えるはずない。自分は悪くない、なんで謝らなくちゃいけないんだ。感謝なんてできっこない。そう思った。
「ありがとう」まで、愛してはいない!と思ったこともあったなあ。
だけど、この言葉はこうしていつまでも私の心に残ったのはありがたい。
そして「ぽのぽの」とはハワイ語で、幸福になる・繁栄する・感謝するなどを意味する。
PONOの由来。