介護する人と介護される人

父が母を迎えに来た。

8月2日に母を迎えに行って以来、慣れない介護に四苦八苦していたけれど、これを父は毎日しているのだと思うと本当に頭が下がる。自分の時間もなく、母に「トイレ!」と言われれば、手を止めていかなければならない。近くにいなければ電話がかかってくる。ボケていないのが救いなのかもしれないし、ボケていれば諦めもつくものかもしれないとも言える。耳の遠さは介護人を疲弊させる。

母を預かっている間、父は一人で自由に過ごたようだ。夜、リタイアした会社の暑気払いに参加して、山梨に来た日には免許更新講習の実技と講習に午前中出たという。
父は84歳だ。会社の暑気払いで一人ひとりが近況報告をしたそうなのだけど、全員の近況報告を細かく母と私に説明した。
免許更新講習は11時半からだったから、その前にデパートに行ってお弁当やお菓子を買って、一度家に戻り、それから教習所へ行ったのだそう。それから荷物をまとめて山梨に向かったと。しっかりしてる!
私も弟も免許はもうそろそろ、、と思っていないこともないけれど、これだけしっかりしていれば、と思うし、それに病院へ行ったりするのにもどうしても車が必要だ。私は遠くに住んでるし。
いつまでそれが許されるかわからないけど、自分で止める、と言って欲しい。
父は大学の時に自動車部だったから、車に対する愛が普通の人よりも強いかもしれない。実際、今朝自宅に帰る前に洗車していた・・・いつもピカピカの車に乗っている父。かっこいいんだ。

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